高野山へ出かけてみよう!
高野山は和歌山県にある日本仏教の聖地で、平安時代初期に弘法大師が開創しました。
真言宗のお寺が点在する場所で、修行僧の修行の地と参詣者向けの宿坊などがあります。
今の日本を知るうえで仏教伝来の歴史を知ることも必要です。
仏教には興味があるけれど、特定の信教を持たないという人でも気軽に訪れることが可能です。
高野山では仏教の基本を体験するだけではなく、宿坊での宿泊も可能です。
ホテルや旅館の宿泊では体験できない、精進料理や規律正しい生活の中に身をゆだねてみたいという人にもおすすめします。
質素ながらも華やかさを感じられる日本庭園も楽しめます。
標高が高い山に位置していますが、車でのアクセスや電車でのアクセスがしやすい場所です。
またバリアフリーの場所も多いのも特徴です。
高野山で学べる事とは
高野山では、般若心経の写経体験や、瞑想法の一つである阿字観などを体験できます。
また、阿闍梨さまによる授戒(法話を受ける儀式)なども受けられます。
わかりやすい言葉で話をしてくれるので、修行体験をしながら心の栄養補給ができることでしょう。
宿坊を利用する場合は、朝の勤行や瞑想など、その宿坊ごと特色ある学びを提供しています。
高野山では、毎月仏教行事や追悼行事などを開催しています。
ご供養の要素がある行事ばかりですが、なかには聖域をろうそくをともした行灯を並べ、お盆の送り火に代える行事(萬燈供養会)などもあるので、行事が行われる背景などを学びながら訪れるのもいいでしょう。
4月の仏生会などの行事では甘茶のふるまいなどもあり、こういったお寺で行われる行事に合わせて訪れるのもおすすめです。
お坊さんの衣装や、木々の成長で四季の移り変わりを感じられます。
歴史的建造物を勉強している人や、日本庭園のデザインを勉強している人にもおすすめの場所です。
静かで厳かな空気を楽しめる土地ですので、大人の遠足としてもおすすめです。
高野山へ行くならおすすめしたいスポット
高野山はすべての場所がおすすめスポットです。
修行僧さんが除草や掃除を行い、いつでも変わらぬ姿を保っています。
なかでも、檜皮葺の屋根の上に置かれた天水桶(てんすいおけ)や鐘楼など高野山を守るための機能を持たせた建物を見るのもよいでしょう。
もし機会があれば、高野山の新別伝の中で休憩をしてください。
仕切りを外すと169畳もの大広間の空間に圧倒されることでしょう。
お茶で一息つきながら、僧侶さんの法話が聞けるかもしれません。
ここまでは総本山金剛峯寺のことですが、足を延ばして宿坊巡りをするのもおすすめです。
山手にある高野山高校や奥の院方面へ足を延ばすのもよいでしょう。
また、近隣には戦国武将の墓所もあるので、歴史に触れる旅を楽しむこともおすすめです。