世界平和を祈る場所の平和祈念公園
夏の時期になると毎年考えさせられるのは終戦記念日ではないでしょうか。
戦争の中でも被害大きかった沖縄はメディアに取り上げることも多く、65年以上経過した今でも日本人が忘れてはいけない出来事です。
平和祈念公園は国内外の観光客だけでなく、慰霊団や戦争学習を行う学生の修学旅行の場所としても有名です。
必ず訪れる場所という認識が強く、平和への考えの再認識としての役割が強いです。
戦争の生の資料を学習できます
公園内には戦争に関する資料や美術が見られる場所が2つあります。
これから、それぞれの場所の特徴などを紹介します。
1つ目は「沖縄県平和祈念資料館」です。
沖縄戦の歴史的教訓を忘れないために正しく次世代の方や世界の方に伝え、恒久平和の樹立のために設立されました。
常設の展示場室は沖縄戦への道、鉄の暴風、地獄の洗浄、沖縄戦の証言、太平洋の要石の5つのテーマからなっており、住民の視点でとらえた沖縄戦を展示理念とされています。
戦争資料は悲惨で目を背けたくなるものもあるでしょう。しかし、決して同じ過ちを犯していけないという思いで真摯に向き合わなければいけません。
2つ目は「沖縄県平和祈念堂」です。
戦没者の追卓の象徴として建設されています。
堂内には沖縄県下の各市町村及び学童による募金活動の支援を経て、芸術家の山田真山氏が18年の歳月をかけて原型を製作した沖縄平和祈念像が安置されています。
戦没者の方を弔う建物
戦没者の方を弔うために「平和の礎」が設置されています。
平和の心を多くの人に伝えるために、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなられた全ての方の氏名が刻まれています。
「平和の礎」内にある広場の中央には平和の火が灯されているのが特徴です。
国立沖縄戦没者墓苑には、昭和54年に戦没者の方を永く追悼するため、摩文仁の丘に新たに造られました。
納骨堂には約18万余柱の遺骨が納められており、現在も多くの方が参拝し、恒久平和を願っています。
戦争の犠牲者による、戦争の残酷さを伝えることでもう二度と戦闘が起こらないようにしたいという考えがあるようです。
平和祈念公園から都市公園として
平和祈念公園は戦争からの平和を伝える場所として有名ですが、都市公園として本格的に整備されています。
世界の恒久平和を祈念し平和の情報発信の機能を持つ一方で、施設も充実していて、いろんな方のニーズに応えた楽しい公園です。
平和学習だけでなく休日には多くの家族の方が広い芝生の上で球技を楽しまれたり、ピクニックやレクレーション場として利用されていたりするので、家族や友人同士の外出先としてオススメです。
平和への再認識も大事ですが、楽しむことも欠かせません。