高知城歴史博物館の特徴
高知城歴史博物館は、高知県や土佐藩にゆかりのある資料を数多く展示している博物館です。
約6万7000点もの「山内家資料」の中には、重要文化財や国宝も含まれています。
展示室は導入展示室、総合展示室1・2そして特別展示室の計4つあります。
展示室に展示されている品々は2か月ごとに入れ替えられるため、複数回足を運んでも新しい発見があります。
また、季節やテーマを決めて行われる企画展も開催されるので、訪れるたびに高知県の新しい歴史文化に触れることができるでしょう。
ひろめ市場や日曜市などが開催されている商店街の近くに所在するため、博物館で学びを深めた後は、城下町で楽しむというコースもおすすめです。
高知城歴史博物館の建物自体も、船をモチーフとした形になっており、歴史資料を所蔵してる中にも近代的な要素を感じさせます。
柱は土佐漆喰、高知県産の木材を使用した壁、そして天井は土佐和紙を使用して作られています。
内装もさることながら、外観の見た目も美しいので、しっかりチェックしてみてください。
高知城歴史博物館の学びの場
高知県歴史博物館では、定期的にさまざまな講座・講演会を開催しています。
過去に開催された講座をみてみると、歴史講座はもちろん、保存修復講座や古文書講座、そして美術工芸講座などが開催されています。
参加費用は無料で、事前申し込みは不要です。
ただし、先着順の定員60名となっていますので、興味がある講座がある場合は見逃さないように注意しましょう。
また高知城歴史博物館に所蔵されている山内家資料は、一括保管されています。
そのため研究機関と連携し、高知の文化資料の研究が積極的に行われています。
学術史研究の大切な拠点という役割を果たしている高知城歴史博物館に訪れれば、高知県や土佐藩に関する歴史的知見を深めるのにおおいに役立つでしょう。
高知城歴史博物館に来たらはずせないおすすめスポット3選
1つ目は、高知城展望ロビーです。
高知城歴史博物館の最上階にある高知城展望ロビーでは、美しい高知城の風景を一望することができます。
ここでしか見られない大パノラマとなっているため、訪れた際には必ず足を運んでみましょう。
2つ目は、ミュージアムショップです。
1階にあるミュージアムショップでは、高知城歴史博物館のオリジナルグッズや高知県のおみやげが多数取りそろえられています。
3つ目は土佐史探索室で、1人用の端末や大型のスクリーンが設置されています。
そこから流れる映像ガイドを見ることで、土佐の歴史や美術、そして高知城について学ぶことができます。
展示室に展示されている品は入れ替わりがあるので、お目当てのものを確実に見られるかは限りません。
しかし、ほとんどの展示がレプリカではなく本物なので、どの品を見てもしっかりと歴史の重みを感じることができるでしょう。