豊島の特徴とは?
本州と四国の間に、豊島という小さな島があります。
住所は香川県で、3年ごとに瀬戸内国際芸術祭の開催地となることで知られています。
島の面積は14.5キロ平方メートル、人口は800人ほどの小さな島はかつて、産業廃棄物の不法投棄問題を抱えていました。
国内でも最大規模とまで言われた廃棄問題を抱えていたという過去がありますが、今は再生への取り組みにより元の自然豊かな島へと変わってきています。
瀬戸内国際芸術祭に関係なく、常に島には芸術があちこちに溢れているのも豊島の特徴となっています。
産業廃棄物の不法投棄による環境破壊という過去を持ちながら、芸術の島として見事復活を果たした豊島の魅力を紹介します。
豊島美術館
豊島にはいくつかのみどころがありますが、坂道があるので最初に坂を上る時計回りルートがおすすめです。
このルートで行くと最初にて豊島美術館に立ち寄ります。
水滴をモチーフにしたと言われるユニークな形の建物には、展示物が一切ありません。
コンクリートの床と天井の円い大きな穴から光が差し込むだけの何もない空間です。
床には186個の発水口があって、そこから常に水が湧き出ています。
床には撥水剤が塗られているので、水は常に形を変えて行きます。
太陽の光と自在に動く水が織りなす自然のアートを見るというユニークな美術館です。
おすすめスポット
豊島は棚田が美しいことでも知られています。
瀬戸内国際芸術祭に関連するプロジェクトの一環として、再生されました。
棚田自体がアートと言われるだけあって、とても美しい光景が広がっています。
季節によって表情を変えていくのも魅力です。
海岸通りにあるドンドロ浜商店は、金曜日・土曜日・日曜日の週末3日間だけの限定営業ですが、昔懐かしい商店が軒を並べています。
豊島の食材を具材にしたおにぎりは絶品です。
外観はレトロな古民家という印象ですが、中に入るとその雰囲気は一変し不思議な空間を体験できるカフェ・イルベントもおすすめ!
ストライプやドットなど、奇抜な模様が描かれた店内でアートを感じながら食事をしたりお茶を飲んだりできます。
交通アクセス
豊島までの交通アクセスは、飛行機・電車・バス・フェリーと出発地点によって交通手段は変わりますが、最終的には島の入口となる家浦港までフェリーで向かいます。
本州からの場合は、宇野港まで行きそこからフェリー、四国からの場合は高松港まで行きそこからフェリーとなります。
東京から豊島に行く場合、飛行機で高松港か宇野港まで行きそこからフェリー、電車やバスで高松駅か岡山駅まで行き、そこから徒歩かバスで港を目指してフェリーというルートがあるので、都合のいい方法を選んで行きましょう。