日本郵船歴史博物館とは
横浜は地元の人のみならず、国内外からの観光客でも賑わう街として知られています。
港があることから船に関するものが多いのも特徴ですが、その中でも一際独特な雰囲気をもつ建物があります。
16本もの列柱をアクセントにした建物は、そこだけ古代ギリシャにタイムスリップしたような感覚になります。
神殿のようにも見えるのは、日本郵船歴史博物館。
上部に細かい装飾を施した列柱のある建物は3階建ての鉄筋コンクリート構造、ということもあり重厚感があります。
以前はこの場所に初代横浜郵船ビルとなる、赤レンガ造りの建物が建っていましたが、関東大震災のときに崩壊してしまいます。
現在の建物は、1936年に再建されたものです。その後2003年に改装を行い、1階を日本郵船歴史博物館としています。
日本郵船歴史博物館の魅力
外観もさる事ながら、中に入ると今度は昭和レトロな空間が広がっています。
天井や壁の漆喰で作った天井やアーチの、花のモチーフや照明器具は施工当時の様子を忠実に再現したものだとか。
大理石のカウンターは高級感がありますし、床に敷き詰められた2色のタイルは、昭和初期に流行ったスタイルを再現しています。
見た目は昭和初期を再現した形となっていますが、耐震性や防災性を高め、バリアフリーや空調設備などは現代のいいところを取り入れています。
館内には日本海運の歴史や本物の設計図を元にした船の模型などが展示されています。
日本郵船歴史博物館の楽しみ方
館内は9つのテーマに分かれているので、1つずつ順番に見て回れます。
展示物をじっくり見学したら、ワークショップや講習会に参加してみてはいかがでしょうか。
内容はその都度変わりますが、旅の思い出になります。
日本郵船歴史博物館の一角には、お土産やオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップがあります。
ポスターや絵葉書、便箋や付箋などオリジナルグッズはお土産にできます。
キャプテンの制服を着たキャプテンベアやマグカップなど、オリジナルグッズも豊富に揃っていますよ。
豪華客船の中で振る舞われるドライカレーはお土産におすすめです。