古墳巡りの旅
その昔日本では位の高い人がなくなると、土を盛り墳丘を作る墳墓を作るのが習わしでした。3世紀~7世紀頃の墳墓を古墳と呼んでいます。
古墳は日本全国いたるところにあり、その数は16万基以上とも言われています。
日本の歴史に興味があるなら、全国の古墳巡りの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
権力が大きい人、位が高い人ほど古墳の規模は大きくなり、古墳内には死者を弔うための埴輪や装飾品が収められていました。
出土された埴輪や装飾品は、美術館や博物館に展示されているものもあります。
古墳にもいろいろな形がありますが、時間の経過とともに草や木々に覆われ自然の丘陵のようになるところは共通しています。
有名な人物の古墳は、当時の様子を再現しているものもあります。
大阪府太子町の歩き方
大阪府太子町には、聖徳太子の墓・叡福寺北古墳や、聖徳太子の父である用明天皇の墓・春日向山古墳があります。
周辺には日本初の女性天皇となった推古天皇の山田高塚古墳や、小野妹子の古墳などもあります。
それぞれに規模や形が違うので、比較してみるのもいいかもしれません。
大阪府太子町周辺は古墳が多いことから、古墳巡りのスポットとしても人気があります。
大阪府立飛鳥博物館もありますから、古墳巡りの前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
古墳巡りのポイントや注意点
古墳の多くは、時間の経過とともに草や木が生い茂り丘陵や森林のようになっているところがあります。
自然が多い場所は、虫がいます。夏や蚊や蜂、マムシなどが出ることもあるので虫除けや足元に注意して歩きましょう。
観光地になっていても、売店やトイレがない場所も多数あります。ゴミ箱がないところでは、必ずゴミは持ち帰り各自で処分しましょう。
場所によっては私有地を開放して、見学できるようにしているところもあります。
見学できても一部立ち入り禁止区域がある場合は、無断で立ち入らないようにしてください。
展示物や設置物を勝手に動かしたり、傷つけたりするのもマナー違反です。内部を見学できるところでは、懐中電灯を持って行くといいでしょう。