自然災害に強くなるためにも注目の施設!横浜市民防災センター
近年、以前にはなかった大きな自然災害が毎年のように起こっています。
想定外の大きな地震は、各地に深刻な被害を出し、また豪雨による被害も全国的に広がりを見せ、「ここは安全」といえる地域はないのだと思い知らされる状態です。
起きる前に備えを・・というのはわかっていても、実際にどんなことをすればいいのか、また災害が起きたらどのようになるのか、前もって知識をもち準備しておくことが重要です。
地域ごとに防災に関する施設などが建設されていますが、神奈川県横浜市の横浜市民防災センターは災害について深く学ぶことができる施設となっています。
横浜市民防災センターとはどんな施設?
横浜市民防災センターは、横浜市に大きな災害が起きた場合、どのような災害が起こるのか、災害特性を知ることができます。
災害特性を知れば、各世代でどんな準備が必要なのか、何ができるのか考えることもできるでしょう。
東日本大震災で壊滅的な被害を目の当たりにしてきた私たちですが、時間と共にその恐怖、悲しみを忘れつつあります。
しかしいつ何時、その被害にあうかわからないのだと肝に銘じて、災害に備える必要があるのです。
災害シアターで災害の恐ろしさを知ろう
横浜市民防災センターの災害シアターでは、今横浜市に大地震が起こったら?と想定した映像やデータを迫力ある大画面で鑑賞できます。
横浜に暮らしている人にとって、中には自分が暮らしている街が映像に利用されていることもあり、現実に近い映像として災害を体験できるでしょう。
映像を見て怖いと感じたり、気分が悪くなった方は途中退出もできるので、まずはこの映像を見てどのようなことが起こるのか、理解することが必要です。
地震が起こり建物が崩壊、火災が起きたり逃げ場を失ったり・・横浜市はエリアによっては津波の危険性も否定できないため、映像の鑑賞は貴重な体験になると思います。
地震シミュレーターで地震のすごさを体験
地震シミュレーターは、地震の揺れの違いを体験できるコーナーです。
バーをしっかりつかむ事ができる人だけが体験できますが、小さいお子さんがいるママは、抱っこひもを使って抱っこして体験できます。
地震が起こったとき、お子さんを抱っこしていることも考えられますので、お子さんを抱っこした状態で揺れに耐えられるのか?それを体験できるのもいい機会です。
東日本大震災時に起きた高層ビルの長周期震動に加え、阪神大震災や関東大震災の揺れなども体験できます。
消火体験に煙の中からの避難も体験できる
消火器を使って実際に消火剤を出す体験や、煙の中から非難する体験も可能です。
消火器があっても実際に使ったことがあるという人は少ないといいます。
消火体験では火の元を狙い消火剤を使う訓練ができるため、使ったことがない方は一度体験に行くといいでしょう。
煙の部屋からの避難訓練は、こうした施設に来なければ体験できないことです。
煙を吸わないように口をハンカチで覆い、狭い視界の中で避難する難しさを体験できます。
こうした体験を行うことで、地震、自然災害の恐ろしさを知ることができ、またいざというときどんなことをすればいいのか、準備について考えるいい機会です。
様々な体験ができる横浜市防災センターでは体験ツアーも行っているので、利用してみるといいでしょう。