白金青い池の特徴
白金青い池とは、北海道の美瑛町にある水面が青色に見える神秘的な池です。
美瑛川に置かれたブロックダムに、川の水が溜まってできた人造の湖です。
美瑛川に置かれたブロックは1988年に起こった十勝噴火の火山泥流をせき止めるために設置されてもので、現在観光名所となっているこの池は偶然に作られたものでした。
見る人を魅了する美しい青色ですが、池の水自体に色がついているわけではありません。
実は白金青い池の上流には白金温泉を源流とする滝があり、そこで3つの支流が合流して白金青い池に流れ込みます。
硫黄などの温泉成分とマグネシウムが豊富な水の中では、コロイドという非常に細かい分子の分散状態が見られます。
池の中では、このコロイドと太陽光がぶつかり合い多方向に光が散乱します。
数多くの色のなかでも特に青色の光は散乱しやすく、その光が我々の目に入り、池の色が青く見えるというからくりになっているのです。
白金青い池の楽しみ方
白金青い池は季節や天候、そして時間帯によって見られる青い色に差が現れます。
最高のコンディションの白金青い池を訪れるためには、この3要素のチェックを欠かさずに行うことが大切です。
まず、1番きれいなコンディションの池を見るために重要になるのが天気です。
青色は太陽光によって私達に届けられるため、曇天や雨の日は池の色が暗く濁って見えてしまいます。
なので、美しい青色を見たい方は晴天の日を狙うようにしましょう。
次に時間帯ですが、早朝がおすすめです。
ただし、美しい池を写真で納めたい場合は、逆光にならない午後の時間帯に行くことをおすすめします。
季節に関しては、完全に好みが分かれると思います。
春はやや緑味がかった青色で、夏はライトブルーに見える日が多いと言われています。
秋は紅葉とのコントラストが楽しめますし、冬はカラマツの雪化粧とともに神秘的な雰囲気の池を楽しむことができます。
どの季節に訪れてもそれぞれの良さを楽しむことができますので、北海道に訪れる度に足を運んでみても良いでしょう。
白金青い池までのアクセス方法
電車で向かう場合は、まずはJRの美瑛駅で下車した後、美瑛駅前にあるバス停(美瑛駅前)から白金・大雪青年の家行きのバスに乗車します。
白金青い池入口で下車をすれば到着で、乗車時間は約20分となっています。
ただし、同じバス停から同じ方面に向かうにも関わらず、白金青い池入口に停車しないバスもあるので注意が必要です。
この白金青い池入口に停車するバスの本数はとても少ないため、しっかりと時間を確認しておくようにしましょう。
駐車場も完備されている場所なので、車で向かうこともできます。
バスの時間にとらわれずに移動したいという方は、レンタカーなどを利用すると良いでしょう。