摩周湖はどんなところ?
北海道川上郡弟子屈町(てしかがまち)の東端、阿寒摩周国立公園内にある湖が摩周湖です。
アイヌ語で「神の湖」と呼ばれるほどの神秘的な場所で、展望台から摩周湖を見下ろすと、深い深い「摩周ブルー」の青色の湖面が広がります。
空の青さが反射して青く見えるらしく、雲と風がない日はさらにきれいな「青色」の湖面を見ることができます。
歌謡曲に「霧の摩周湖」という曲がありますが、霧が多く発生する時期は6月~8月のみです。
早朝から眺めていれば、霧が晴れていく場面と出会えるかもしれません。
摩周湖は、国立公園内の特別保護地区内にあり、湖の周囲は急峻な山々に囲まれているので、湖面に出向くことはできません。
人が踏み入ることを許さないこの環境は、まさに神の領域といえるかもしれません。
神秘的な雰囲気に包まれた摩周湖は、見た人しかわからない美しさがあります。
一度は足を運んでほしいところです。
摩周湖に来たなら楽しんでほしいこと
摩周湖の周辺には車で向かえる3つの展望台がありますから、ぜひあらゆる方位からこの美しさを楽しんでください。
特に、JR摩周駅からほど近い摩周湖の南にある「摩周湖第1展望台」、川湯温泉からアクセス可能な西側の「摩周湖第3展望台」はぜひ訪れてほしい場所です。
この二つの展望台は、車で移動可能なので方角を変えて楽しみたい場合におすすめします。
自然をダイレクトに感じられるうえ、カムイシュ島も一望できるのでさらに神秘的な空気が感じられます。
少し時間が取れるなら、摩周湖の北側から望める「裏摩周展望台」へ足を延ばしてください。
JR摩周駅から国道や県道を経由してアクセスできます。
裏摩周展望台からは摩周湖展望台の方角を望めるので、それぞれ違った印象を得ることができるでしょう。
標高が低いところに展望台があるので、より湖面に近い目線で摩周湖を見学できます。
なお、裏摩周展望台へのアクセスは、冬季通行止めとなりますから、夏場の気候が良い時期に訪れてください。
展望台にレストハウスがあるのは第1展望台のみです。
第3展望台に関しては売店やトイレがないので注意しましょう。
摩周湖へのアクセス方法
摩周湖へはJR釧路本線摩周駅からのアクセスが最短で、駅からは路線バスでアクセスが可能です。
釧路方面からは、国道391号線を北上してください。
展望台を回りたい場合や、網走方面や知床半島方面への旅行を楽しみたい場合は、自家用車やレンタカーでの移動をおすすめします。
峠道が多いことと、冬期間通行止めの道路もあるため、道路状況に関する事前の情報収集は必須です。
特にガソリンスタンドや充電スタンドなどのチェックは必ず行いましょう。