これは奇跡!深い青の仁淀川とは
高知県を流れる清流が仁淀川です。
高知県には四万十川という有名な清流もありますが、深く幻想的な川面を見たいなら仁淀川がおすすめです。
仁淀川は高知県の中心を流れる川で、石鎚山に源流を持ち、土佐湾にそそがれるまでの124Kmの長さを持っています。
四万十川・吉野川に次ぐ四国三大河川の一つです。
「水質が最も良好な河川」としても選ばれた実績を持つ河川で、高い透明度が川自体を深い青色に見せています。
その青さに敬意をこめて「仁淀ブルー」と呼ばれるようになりました。
仁淀ブルーはどこで見られるかと疑問に思う人もいますが、実は川全体が「仁淀ブルー」とされており、特定の場所を指すものではありません。
上流の支流へ上ると川の透明度が際立っており、守られた自然の中にある水の恵みはまるでオアシスにいるかのようです。
仁淀川に来たらこれを楽しもう!
川の水面の美しさを楽しむのもいいですが、仁淀川を目いっぱい楽しむためにはアウトドアも楽しみましょう。
仁淀川アウトドアセンターでは、カヤックやSAPといった仁淀川の自然を楽しみながら体験できるアクティビティを提供しています。
おすすめはクリスタルカヤックで、透明な樹脂で作られたカヤックに乗って川の流れを楽しみます。
透明なカヤックなので、川の底もきちんと見え、スリルや「川に浮かんでいる錯覚」を楽しむことができます。
また観光してほしいのが「沈下橋」で、これは欄干のない橋で、増水の際には水の中に沈む珍しい橋です。
仁淀川の要所には、いくつかの沈下橋が設置されています。
浸水の危険がないときに一度わたってみることをおすすめします。
ただし、沈下橋は生活道路として成り立っています。
大型連休などは沈下橋付近に警備員が誘導することもあるので、それに従いましょう。
また、洪水時などは安全を優先し沈下橋に近寄らないでください。
仁淀川へのアクセス
仁淀川はどのエリアでもその清流の美しさを楽しめますが、観光で向かうときはJR土讃線の伊野駅で下車するのが便利です。
仁淀川のアクティビティを楽しみたい場合は、仁淀川町にある仁淀川アウトドアセンターへアクセスしてください。
高知駅からは国道194号~国道439号を経由して到着しますから、タクシーやレンタカーを使ってアクセスするのが便利です。
沈下橋などは、国道194号仁淀川沿いを仁淀川町方面へ向かうといくつかの沈下橋付近を通過します。
国道439号は仁淀川に沿って道路があるので、ドライブをしながら川の青さを見ることもできます。
ダム公園でのんびりすごしたり、春の時期には花桃や枝垂桜がきれいに咲くので、この時期に名勝を訪れるのも一案です。